相手が落ち込んでいたり、何かショックな出来ごとがあった場合に、慰める意味での「仕方ないよ」や、自分の状況がもうどうしようもなくて、「仕方ないな」と感じたとき…果たしてこの言葉を英語で何というか知っていますか?
一番身近な言葉は"I have no choice"ですが、実はこの他にもたくさんこの言葉を表すフレーズはあります。
今回は仕方ないの英語の表現方法を学んでいきましょう!
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仕方ないの英語の言い方12通り!
1. These things just happen.
仕方ないよ/よくあることだよ。
2. It can’t be avoided.
仕方ないよ/防ぎようがないよ。
3. It can’t be helped.
どうしようもないよ。
4. I have no choice.
どうすることもできない/選択肢がないよ。
5. There is no option/ There is no way.
為すすべがないよ。
6. What the HELL!!
どうにもならない!!
7. What else can I do?
ああもう、仕方ないよ!(怒)
8. Oh, Well.
仕方ないか…。
9. That’s life.
もう仕方がない。(これが世の中というものだ。)
10. It is what it is.
それが現実さ。
11. I don’t blame you.
無理もないよ。/ しょうがないよ。
12. It’s inevitable.
避けられない事だったんだ。
★「仕方ない」の英語のシーン別の使い方
相手へ慰めの気持ちを込めての「仕方ないよ」を伝える表現
[ul]These things just happen.
It can’t be avoided.
It can’t be helped.[/ul]
この3つのフレーズは、「自分」に対する状況にも活用できますが、基本的に何か悪い状況に陥っている「相手」への慰めの気持ちを表現できるフレーズです。
何か、予期せぬ悪循環に陥っている恋人、失恋した友人、プロジェクトが失敗に終わってしまった会社の同僚や上司…どんな相手にでも活用することが出来ます。
かくゆう筆者も、海外滞在時につらいことがあった際、まわりの友人たちからThese things just happen.「よくあることだから、仕方ないよ。」と言われた経験があります。
ただ、「仕方ない・よくあることだ」という意味だけではなく、その向こうに「全然心配いらないよ。ありふれていることだから、落ち込む必要なんかないよ」という、優しさに溢れたあたたかい言葉なので、是非、状況に応じて相手に伝えてあげてくださいね。
自分が陥っている悪い状況に対しての「仕方ない!」の表現
[ul]I have no choice.
There is no option/ There is no way.[/ul]
この2つのフレーズは、先にご紹介した3つのフレーズとは、逆のパターンとなります。
先ほどは「相手」に対して使う表現でしたが、今回は「自分」に対して使用するフレーズとなります。
このフレーズにあるように、主語は「I」なので「私」、そして共通している単語として、「choice」「option」「no way」があり、これらからもご想像がつくかもしれませんが、「自分」には「選択肢」または「(それを解決する)方法」がない、という意味になります。
なので、「相手」が何かで落ち込んでいる時などに使う表現ではないことを覚えておきましょう。
自分が陥ってしまった悪い状況に対して、このフレーズを相手に聞こえるように言った際には、先にご紹介した「相手を慰めるフレーズ」をもらえるかもしれませんね♬
怒りに満ちた「仕方ない」の表現
[ul]What the HELL!!
What else can I do?[/ul]
この2つのフレーズは、ため息交じりに言う「仕方ない」というよりは、怒りに満ちていて、爆発しそうな感情を乗せた表現になります。
「ああ~~~~もう~~~!!仕方ないんだよ(仕方ないのよ)!!!」のようなニュアンスです。
特にWhat the HELL!!に関しては、若者が何かあるごとに頻繁に使用するフレーズでもありますので、親しい友人や家族・恋人であれば使用しても問題ありませんが、ビジネスシーンでの使用は避けることをお勧めします。
What else can I do? は、どんな場面であれ、相手を選ばずに使用できる便利な怒りのフレーズです(笑)。
「仕方ないか…」という諦めの気持ちを表す表現
[ul]Oh, Well.[/ul]
このフレーズは、相手への慰めのフレーズでも、悪い状況に対しての怒りのフレーズでもなく、その悪い状況に対して諦めている・どうする気力もないときの、独り言のようなニュアンスになります。
[ul]電車を乗り過ごしてしまったとき
雨が降るという天気予報を聞いていたのに傘を忘れて出かけてしまい、案の定雨に降られてしまったとき
課題をきちんと終えたのに現物を家に忘れてきてしまったとき[/ul]
などなど…。
もう本当にどうしようもない、あぁ~ぁ。。。と、いうような気持ちを表すには最適な表現です。
簡単な単語ですので、覚えやすいのではないでしょうか。
是非、そのような状況になってしまった時、サラッと言えたらかっこいいですよね♪
軽く受け流す、現実を受け入れる表現
・That’s life.
・It is what it is.
世の中ってそういうものだよね、仕方がないよねと軽く受け流すときに使うフレーズです。
That’s life.は、日常会話でもよく登場するので聞いたことがあるかもしれません。
It is what it is.はスラングで、かなり砕けた表現になるので使い方に気をつけましょう。
また、これらのフレーズは相手によっては、「そんなに簡単に済ませることじゃない!」と反感をかうこともあるので、状況に応じての使い分けが重要です。
仕方ないよ。 / しょうがないよ。と相手を肯定する表現
・I don’t blame you.
Blame 「~を非難する」という意味になります。I don’t blame you. 「私はあなたを非難しない」、つまり「無理もないね。」というニュアンスになります。
例えば、渋滞に巻き込まれてしまって遅れてくる相手に、「悪いけど先に行くわ」と伝えたところI don’t blame you.と返ってくるでしょう。
相手を非難できない状況で使います。
ビジネスシーンなど必然的で、避けられない状況での仕方ない
・It’s inevitable.
Inevitableは「必然の、避けることができない」という意味なのでIt’s inevitableは、「避けられないよ」となります。
Inevitableが固い言葉なのでビジネスシーンなどでも使えます。
例えば、不景気で契約継続が上手くいかなかった場合、It was inevitable.と言えます。
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★<There is no way が使われているリアルな例文を紹介>
映画Shrek2より
Harold
ありゃ何の生き物だ?
Lilian
私たちの可愛い娘じゃないの。
Harold
全然小さくないじゃないか!とんでもない問題だぞ。チャーミング王子とキスをして呪いを解かんかったからじゃ。
Lilian
まぁまぁ、その呪いを解くのがチャーミング王子ではなかったのよ。それにしても彼女たちは…
Harold
幸せそうってことか?
Lilian
そうね。そう見えるわ。
Shrek
なぁ、火を放たれる前に帰ろうよ。
Fiona
彼らは私の両親なのよ。
Shrek
ちょっと?その彼らは君を塔に閉じ込めたじゃないか。
Fiona
あれは、私の為を思って…
Shrek
もういいよ!今がチャンスだ。早く僕らがありのままで幸せに過ごせる家に戻ろう。
Lilian
ハロルド、彼らをちゃんと歓待してあげなきゃよ…。
Shrek
急いで!彼らが僕たちのことを見ていない隙に走って逃げるんだ。
Fiona
シュレック。いい加減にして!全部…
Shrek
最悪だ!もう為すすべがない…
Fiona
あなたなら、うまくやれるわよ。